ゲ制に対するスタンス

ゲーム制作ってとにかく時間がかかるんですよね。加えて多方面の能力を上げる必要がある。大規模な作品を作ろうものなら人手も多くいる。会社だと人件費ってかなり重いから「お金」を考えると色々難題に直面するんじゃないかな。

まあ僕は(少なくともこの記事執筆時点では)自分の身の丈を意識しながら、こつこつ一歩一歩進んでいっています。ゲーム制作をすると自然と様々なスキルが身につくし、それらはけっこう応用がきくことも多い。何千万、何億といった大金をかけているわけでもないから生活が破綻するわけでもない。

制作すること自体を楽しめたら、ある意味最強と言えますね。例えば海外旅行に行くと数十万円は簡単にお財布から出ていくけど、それで悲観する人ってあまりいないじゃないですか。だって旅することで得難き体験をし、その結果として人生に潤いが出たんだから。

ゲーム制作も、特に最初の頃はハードルを上げなくてもいいんですよね。もちろん「大金を稼いでやるぜ!」という意気込みで開始し、それでモチベーションが上がる人はそれでOKです。人それぞれ考え方や感性は違うから。でも「数字」を気にするあまり追い込まれて、やめていく人もそれなりに多いのも事実なんですよね。

海外旅行の例で言ったら「旅行記をブログに上げて、PVを叩き出して、広告費稼がなきゃ…」みたいな焦燥感にかられたら、美しい海原の景色も美味しいその土地の食事も楽しめなくなってしまう。そんなゾンビみたいにげっそりしてしまうなら、もっと素直になって、良い意味で頭を空っぽにして、海風を思いっきり吸い込むことだけに集中すればいいんでないかな、と思いますね。

ブログでもYouTubeでもゲーム制作でもX(Twitter)でも、何もかも数値化されるのって僕はあまり好きじゃないんですよね。もちろん「数字で語る」のは大事だけれど、それを追うのをあえてやめてみる、いったん中止してみると「数字には表れにくい魅力」に対する目が見開かれたりもしますからね。ついついその点を僕も忘れがちにしてしまうので、意識はしていきたいですね。

数字にならなかったから自分は無価値だ…とか、誰も私のことを見てくれない…とか、必要以上に自分を責めちゃってやめてしまう人も多いので、もっと「ちゃらんぽらん」になるとヨシ。

このちゃらんぽらんな姿勢をカッコイイ言葉で言うと「柳に雪折れなし」と言います(まあ僕が勝手にそう名付けているだけで、何事も言い方やね)。

「自分にはあんな欠点やこんな欠点もある…」と自分にダメ出しばかりしている人より、「まあーそういった”欠点”含めての私なんでね~」とカランカラン笑う人の方がかえって人気が出るのと似ているかも。欠点って言うけどそれはある特定の環境でたまたまそう定義されているだけで、ある種の欠点は魅力になり得ますからねえ。

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